令和元年を振り返る。

2019年もあと僅かになりました。
2019年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?
今年の漢字は令和の「令」になりました。

やはり何といっても改元の祝賀ムードが国内を覆いました。
私も一生に一度あるかないかの機会だったので
即位パレードは見に行けなかったのですが、
大嘗宮の一般参観には参加してきました。

即位された5月早々に国賓として来日したトランプ大統領夫妻に始まり
10月に各国要人を招いての即位礼正殿の儀、
そして先月の38年ぶりとなるローマ法王の来日で
新天皇即位による一連の外国要人の来日ラッシュが終わったという感じです。
本当に今年は多くの世界のVIPというVIPが相次いで来日しました。

(出典:宮内庁)

紆余曲折あった新国立競技場も予定通り完成し
来年には東京オリンピックが開催されます。
令和2年も引き続き日本に
国際的な注目が注がれることは間違いないでしょう。

一方で厳しさを増しているのが日本周辺の国際情勢です。
日韓関係は何度も取り上げているように
過去最悪の状況が続いていますが、
北朝鮮もアメリカとの一時の対話路線から
再び軍拡路線を明言するなど不安定な状態が続いています。
そして米中貿易戦争の事もあって
日中関係は比較的良好で
来年には習近平国家主席の国賓来日を控えつつも
加熱する香港デモに対する弾圧に対して
保守系中心に国賓来日に反対する声が上がっています。

政府間関係が正常軌道に戻ったと言っても
民主党政権時代の外交的失敗は取り返せません。
尖閣周辺の領海侵犯は常態化してしまっており、
先日、12月17日には中国初の国産空母である山東が就航。
既に運用されている遼寧と2隻体制となり、
さらに1隻が建造中で1隻が建造予定となっています。

Type 002 aircraft carrier of People's Liberation Army Navy
(出典:Tyg728)

これに対して政府要人が
空母に改修される護衛艦いずもに乗船するなど
日本も牽制をアピールしていますが、
このバランスのかじ取りが難しいところです。

(出典:首相官邸)
ローマ法王は11月24日に被爆地の広島長崎を訪問し、
25日には東京で東日本大震災の被災者や
東京電力福島第1原発事故の避難者と交流をするなど
38年前よりもかなり政治的に踏み込みました。
その中には核抑止力に頼る日本さえ否定する発言がありましたが、
まずは非核三原則を持つ日本ではなく、
大量に核を保有する中国
新たに保有を目指す北朝鮮に対して発言してはどうか?
そもそも小さい国でありながら周辺を信徒に囲まれ、
核の脅威のないバチカンの状況と
経済大国でありながら核保有の敵国に囲まれた日本とでは
安保体制に雲泥の差があるわけです。

この法王発言を持って
野党は核兵器禁止条約に参加していない政府を批判していますが、
法王の何がそんなに偉くて、どこに発言の正当性があるのか?
日本が唯一の被爆国である以上、核保有国も非保有国も
日本の主義主張が最も耳を傾けるべき存在のはずです。
核保有国の意見を蔑ろにしたとしても
これまでの反核運動をリードしてきた
唯一の被爆国である日本を抜きにして
国際的な核軍縮の議論を行うこと自体がおかしいのです。
歴代最長の在位期間を更新した安倍政権ですが、
国内ではポスト安倍の話題も出てきています。
憲法改正や拉致問題、北方領土、沖縄問題など
まだまだ道半ばの課題を抱えています。
安倍政権でこれを完遂できなくとも
次期政権に確実に引き継いでもらわなければ困ります。
2020年も目が離せないです。
ユーキャンの流行語大賞は相変わらずはてなマークですが、
今年の漢字、今回は順当だなと正直思いました。
やはり令和元年という事で心機一転頑張ろうとされたり、
新たな事にチャレンジする方もいらっしゃったかもしれません。

私も天皇陛下の即位を機にFC2ブログからBloggerブログへ引っ越しました。
それからあまり新作記事を書いていませんでしたが、
実は「著作権に抵触する写真がないか」
ずっと過去記事の検閲をして
写真の張替え作業や記事内容の加筆修正をしたうえで
随時非公開から公開にする作業をしてまして
ようやく残り50記事ぐらいになったところです(;^ω^)

いちいち過去記事の再公開をツイートするのもなぁという事で
更新案内をほとんどしてこなかったので
あまり動きがなかったかのように見えますが、実は陰で頑張ってましたw
今年の漢字が発表されている清水寺の舞台の改修(平成の大改修)も
2020年の3月に終了予定です。
ブログの引っ越し作業もその頃までには終わらせたい!

ローマ法王の来日や
香港デモの件など個別に記事にしたい話題も多かったのですが、
年末まであと少しなので総集編的扱いになってしまいました。
という事で今年の記事はこれで最後になるかと思います。
来年も引き続きよろしくお願いします!

※過去記事の編集作業は年内も進めるつもりです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました