日韓GSOMIA破棄撤回。

ある程度予想はしていましたが、
韓国政府が8月22日に延長更新せずに破棄すると通告していた
日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)
更新期限前日の11月22日に土壇場で撤回しました。
自分で破棄すると息巻きながら、
やめるのをやめるという愚かな展開を迎えています…。

Flag of Japan Flag of South Korea

日韓両国は同盟国ではありませんが、
北朝鮮の核・ミサイルという共通の脅威のため
2016年に日韓GSOMIAが結ばれました。
これによって日韓は事実上準同盟国となり、
日韓共に同盟国であるアメリカを含め
中国や北朝鮮に対抗する日米韓の三国同盟を形成していました。
GSOMIAを破棄する事は
中国や北朝鮮を増長させるだけで何のメリットもありません。

韓国は日本政府によるホワイト国除外を不服として
GSOMIAの破棄という対抗処置を取ろうとしたわけですが、
そもそも監視衛星などより多くの情報を有しているのは日本の方であり、
相対的に情報の少ない韓国自身に不利なはずです。
また、これによる悪影響は日本よりも
在韓米軍を展開するアメリカの方が大きいのです。

韓国はホワイト国除外以降、
渡米してトランプ政権に泣きついていましたから
アメリカを巻き込むことによって
アメリカの圧力で日本の譲歩を引き出そうとしたのかもしれませんが、
国力の差は歴然であり、
在韓米軍駐留費の韓国負担を5倍にするなど
逆にアメリカの強い圧力を受ける展開となりました。

これだけこじれにこじれた関係です。
GSOMIA継続によって日韓関係が丸く収まったという訳ではありません。
日本にとっても徴用工問題は解決していませんし、
韓国にとっても輸出規制が緩和されたわけではありません。
あくまでアメリカの説得に韓国が渋々応じただけで
GSOMIA継続を巡り早速日韓で意見の食い違いが起きています。
韓国政府は日本に対する外交的敗北を認めず
あくまで「条件付き延長」とし、
輸出規制に関して日本政府から謝罪があったと発表する一方、
日本政府は謝罪していないとして
輸出規制とはあくまで別問題という従来の姿勢を崩していません。
日本が韓国のブラフに動じず、毅然とした態度を取り続けた結果、
ついに韓国は日本の謝罪まで捏造する大本営発表を行いました(;^ω^)

レーダー照射事件など
国家レベルで嘘をつく韓国とのGSOMIAなど
こちらから願い下げだと言いたい気持ちですが、
アメリカの意向もあるので
ここは冷静に静観するほかないでしょう。

文在寅政権は北朝鮮を喜ばせるために
GSOMIAを破棄したかったのかもしれませんが
その北朝鮮からも相手にされていませんし、
日米の信頼も失いました。
韓国外交はボロボロの状態です。
内政でも文在寅の腹心である曹国氏がスキャンダルによって
法相就任わずが35日で辞任に追い込まれるなど
国内基盤が揺らいでいます。
そもそもこのスキャンダルを隠すため
GSOMIA破棄を発表したのではないかと韓国野党は指摘しています。
歴史的に韓国政府の反日政策は
国内の支持率を回復させるカンフル剤的な役割がありましたが
今回、GSOMIAの破棄を撤回したことによって
国内支持率も大きく低下する事でしょう。

War flag of the Imperial Japanese Army

韓国と言えば旭日旗掲揚問題がありますが、
これも元はと言えば2011年のサッカーアジア杯日韓戦で
奇誠庸選手がゴール後に
日本人を侮辱する猿真似パフォーマンスを行った際に言い訳として
「会場の旭日旗に腹が立った」と発言した事から端を発しています。
その後の調査で会場に旭日旗がなかったことが明らかとなっており、
プレーしているスコットランドのチーム内で
猿と馬鹿にされたのでその仕返しだったと説明を二転三転しており
誤解を招いたとして結局日本側に謝罪したのですが、
これを機に韓国では戦犯旗と呼称されるようになり、
類似デザインが排斥されるようになります。
自国の観艦式ならまだしも
日本で開催される東京オリンピックで掲揚禁止を求めるのは
愚かとしか言いようがありません。
そんなに嫌なら観艦式に自衛隊が参加しなかったのと同じように
さっさとボイコットすればいいだけの話です。
どうせできないのでしょうが…

自分の過失を攻められると誤魔化して
逆に日本を攻めるのは韓国の常套手段なのです。
これは残念なことに民間レベルでも起こっていて
韓国人が海外で事件を起こすと「日本人」を名乗る風潮があるようです。

韓国は感情任せな行動を改めて
現実を直視し本当の国益を理解したうえで行動をするべきでしょう。
日本は韓国が対日姿勢を改めない限り
この調子で一定の距離を置いていればいいのです。

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