明けましておめでとうございます！
また何かの拍子に顔出さなくなるかもですが、
書けるうちは書いていこうと思います（；^ω^）
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| （出典：Garam） |
去る１２月、韓国、釜山の日本総領事館前に
慰安婦問題を象徴する「少女像」が設置された事について
日本政府は６日
- 駐韓大使、在釜山日本総領事の一時帰国
- 日韓通貨交換（スワップ）の取り決め協議の中断
- 日韓ハイレベル経済協議の延期
- 在釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ
以上４項目に渡る対抗措置を発表しました。
韓国の日本に対する嫌がらせは過去何度もありましたが、
今までは駐日大使を呼び出して「遺憾の意」を表する程度だったので
日本が韓国に対してこれほどの制裁行動を取るのは異例です。
慰安婦問題に関しては二年前の2015年の年末に
電撃的に日韓合意が発表され、
最終的かつ不可逆的な解決となったはずでした。
日本は韓国政府が設立する元慰安婦を支援するための財団に
10億円拠出することを約束し、既に2016年8月31日に履行しています。
そもそもこの日韓合意も賛否が割れました。
日本国内では与野党共に合意を歓迎していますが、
この頃、朝日新聞による慰安婦誤報も明らかにされ、
世界情勢も日本が必要以上に韓国に譲歩する必要性を感じられず、
「最終的かつ不可逆的な解決」と口では謳えど、
既に1965年の日韓基本条約において
全ての請求権問題は解決済みであったこともあり、
今回の合意で公式な文章も残されなかったことから
再び蒸し返される懸念もありました。
そして、何より世界に向けて
日本政府が性奴隷（強制連行）を認めたという誤ったメッセージを
与えたことが右派の反感を買いました。
先人に濡れ衣を着せ解決を図ったとして
むしろ今まで安倍内閣を支持していた保守層から強い反発が起こりました。
安部総理はなぜ支持基盤である保守層を犠牲にしたのか？
この背景にはオバマ大統領の強い意思がありました。
対中国、北朝鮮戦略において
日韓関係が冷え込むのはアメリカにとっても好ましくない。
アメリカが仲介するという形で日韓合意はなされたのでした。
2016年の外交を見てもわかるとおり
オバマ大統領の広島、安倍総理の真珠湾訪問など
日米両国は和解という言葉をキーワードにして
中国と協力して歴史戦を続ける韓国に釘を刺す形となりました。
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| 香港にある少女像。左から韓、中、比。 （出典：Ominae） |
一方の韓国では与党は日韓合意を歓迎し、
日本の責任を明示したとして国民に理解を求めましたが、
野党が猛烈に反対、被害者団体も反対の意思を表明しました。
このあたりは沖縄米軍基地問題と一緒で
抗議運動が１種のビジネスとなっている韓国社会の問題が背景にありますが、
合意した韓国政府も結局、努力目標とされた
ソウル日本大使館前の少女像撤去・移転について消極的で、
一向に進む気配がない放置状態が続きました。
また朴大統領の友人の国政介入問題が明らかとなり、
韓国国内で朴大統領と与党の支持率が急激に低下、
日韓合意に反発する野党が勢いづき、
近いうちに朴大統領が弾劾される可能性が高まっています。
こうした情勢の中、合意からわずか一年足らずで少女像が減るどころか
釜山に追加的に少女像が設置されたのです。
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| 朴槿恵大韓民国大統領の退陣を求めるデモ |
政権交代される韓国の新政権は間違いなく反日政権であり、
この日韓合意も破棄される可能性が高い。
こうなると本当に無意味な合意になり、
日本はただ１０億円を騙し取られただけに終わってしまいます。
おそらくこの流れは誰しもが予想したことでしょう。
軍艦島の世界遺産登録における韓国の裏切り行為を忘れてはいない。
日本は今回、新政権が発足する前のレームダック状態の朴政権、
また孤立主義のトランプの大統領就任を待ち構えているという
またとない一番効力のあるタイミングで
今までにない強力な対抗措置をとりました。
あらかじめ韓国が合意を履行しないと読んで、
撤去前に１０億円の拠出を決定したのであれば安部総理はなかなかの策士。
この対抗措置の正当性のために１０億円を支払ったとも言えます。
韓国が履行できなければ履行できないほど
世界中の人々にとっての「慰安婦問題」は日本人の非道さの記憶から
韓国は約束を簡単に破る恥知らずで信用のできない国家である
という記憶にすり変わります。
今まで韓国、朝鮮半島は共産主義に対する自由主義陣営の最前線として
なんだかんだあっても結局は安全保障上重要な国でしたが、
対露関係改善を図る安部総理、そしてトランプ次期大統領にとって
その地政学的な優位性は急速に低下しているというべきです。
韓国は今になって
信頼関係という外交の基本の大切さを実感していることでしょう。
アメリカ、日本に見限られた韓国は完全にバランス外交に失敗し、
大国と対等に接する次世代の世界の一等国となり損ねるどころか、
友人一人のために国政を混乱させ、国そのものの存続が怪しい。
内政も外交も見るも無残な韓国・・・
北朝鮮の再侵攻をまじめに考える時が来ているのかもしれません。
2017年、今年も世界情勢に大きな変化が起こりそうな予感です。
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