世界に誇る日本軍の兵器10選～序章～

たまにはミリタリ系の話もしたいと思います。
特別詳しくない人にとっては
第二次世界大戦時の日本の兵器について
旧式で全く歯が立たなかったというイメージがあるかもしれません。

終戦の際に昭和天皇が
疎開先の皇太子明仁親王（今上陛下）にあてた手紙に
「我が国人が　あまりの皇国を信じ過ぎて　英米をあなどつたことである
　我が軍人は　精神に重きをおきすぎて　科学を忘れたことである」
と日本が敗戦に至った原因を追想しています。

このように日本軍というと個々の兵器よりも
バンザイ突撃や特攻といったように、およそ近代軍隊とは思えない
極めて原始的な戦法を行っていたとのイメージが強いかもしれません。
たしかに「ガルパン」でもネタにされているように
九七式中戦車チハはアメリカのM4シャーマンに対して無力であったし、
戦争初期に無敵を誇ったゼロ戦も貧弱な装甲が強調され、
戦争後期の特攻のマイナスイメージと合わさって評価は玉虫色です。
世界最大の戦艦と謳われた大和もその実力を発揮できずに沈んだことから
兵器としての評価は難しい状況があります。

しかし、実際には日本は極めて高い技術力を持っており、
一部の分野ではアメリカ以上に進んでいたものもありました。
ということで独断と偏見で選んだ
世界に誇る旧日本軍の兵器１０選を紹介したいと思います。