ハル・ノートの内容について
日本は侵略しているのだから撤退は当たり前だという意見がある。
しかし中国には日本人が大量の血を流して手に入れた正当な利権と土地があり、
そこには多くの日本人が住んでいた。
それはヨーロッパ諸国も同じ条件であった。
そもそも「侵略」の定義は国際的に確立されていないし、
何故、日本だけが立ち退かなくてはならないのか?
中華民国は内戦状態であり、国家の体を成しておらず
邦人保護のために警察、軍隊が駐留した。
実際に日本人を狙った襲撃事件が多発していたおり(通州事件)
それが支那事変(日中戦争)の引き金でもあった。
こんな危険地帯に民間人を置いて立ち去れるわけがなかった。
日本はソ連への対策から
東北地域(満州)に勢力を持つ張作霖などの奉天派を支持しており
南部を支配する蒋介石とは支那事変で交戦中であったし、
実はアメリカは真珠湾攻撃の前から東南アジアにある援蒋ルートを通して
南京を拠点とする蒋介石に武器を与えていた。
その援蒋ルートを遮断する目的で日本軍は北部仏印に進駐していた。
ハル・ノートは到底受け入れられる内容ではなかった。
喫緊の危機としては石油エネルギーの枯渇は
国民生活をも揺るがす死活問題であり、
世界史的な流れで見ると植民地主義の魔の手がついに
ヨーロッパの裏側に到達したと言える。
「石油の確保」「欧米植民地からのアジア人の解放」
日本と東南アジアの利害は一致した。
近衛文麿総理により日満支を中心とした「東亜新秩序」が発表され、
それは汎アジア主義と結びつき「大東亜共栄圏」へと発展。
大東亜共栄圏とは日本を盟主とするアジア人による国家連合であり、
後に日本人の血を継ぐリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー伯爵によって
EU構想の元にもなった。
この大東亜共栄圏建設こそが「大東亜戦争」の戦争目的であった。
![](https://history.octagon888.com/wp-content/uploads/2015/12/94ba03001a5b900668c890c7dc5da82e.jpg)
![](https://history.octagon888.com/wp-content/uploads/2015/12/7c898e0e8a30c3a07948a7625ea16a89.jpg)
戦争は当初日本が破竹の進撃を続けたが、
1943年ミッドウェー海戦を機に形勢は逆転。劣勢に立たされる。
そんな戦時中に「大東亜会議」を東京で開催。
これは非白人国家の国際会議としては世界初めての試みであった。
東条英機総理の下にアジアの独立指導者が一同に集まり、
米英で交わされた大西洋憲章に対抗し
自由と独立、支配と隷属からの脱却、
そして公正な世界の実現を謳った「大東亜共同宣言」が採択された。
この大東亜会議は教科書ではほぼ抹消されている。
「日独伊三国同盟」は地理的に離れすぎており
日本にとって同盟の効力はほとんど無かった。
ほぼ一国で世界を相手に戦った日本は結果的に身を滅ぼしたが、
大東亜共栄圏に含まれていた国家は戦後次々と独立し戦争目的は達成された。
むしろ大東亜戦争は日本敗退からが本番であった。
![](https://history.octagon888.com/wp-content/uploads/2015/12/dcd7da4ad6b9f052476f67391c297a62.jpg)
東南アジアの諸民族は再びやってきたヨーロッパの軍隊と戦い
次々と独立を勝ち取った。
東南アジア各国では大東亜戦争と独立戦争を一連の流れとして捉えている。
この独立の流れはアジアからアフリカへと続いていった。
日本占領下で教育を受け、技術を学び、
軍隊の訓練を受けたアジア人はヨーロッパ人を恐れなくなった。
当時日本政府がどこまで本気であったかは分からないが、
敗戦後、帰国せず現地人と共に
ベトナムやインドネシアの独立戦争を戦った日本兵たちなどを見ると
軍隊の中で一定の影響力があり日本軍全体の士気を上げていたと思う。
欧米は日本のアジア侵略を批判する事が
わが身にも返ってくることを恐れ、
日本との戦いを全体主義(ファシズム)VS民主主義という
「イデオロギーの戦い」にしたかった。
そのために「大東亜戦争」を封印して
東条英機をヒトラーに見立て、南京大虐殺を捏造し
「太平洋戦争」という架空の歴史を作った。
しかし、実際は日本は民主国家であり、
本質的には有色人種VS白人という「人種戦争」であった。
大東亜戦争の歴史的意義は極めて大きい。
「産業革命」は人類を労働から解放させた。
「フランス革命」は人類に自由と平等を与えた。
しかしあくまでこれらは白人用であった。
「大東亜戦争」は欧米の帝国主義、植民地主義を完全に一掃し、
有色人種40億人を白人の奴隷支配から解放させ、
民族自決の精神はようやく世界の全民族に適応されるようになった。
日本の戦いは白人と有色人種の平等をもたらし、世界連邦の礎を築いたのだ。
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
はじめまして。太平洋戦争、いや大東亜戦争は、日本が誤ったグローバルなアジア諸国や発展途上エリアに対する植民地支配、奴隷制から解放した大東亜革命ということがわかってきました。いつか、普通にそういう会話ができる時代にしたいものですね。もちろん、中韓に対する侵略的な非人道的な行為は合わせて反省し続けるべきです。なお、私は右翼的な思想は持ちあわせていませんこと付け加えておきます。
Twitter:takatora21
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
> たかとら21さん
はじめまして。コメントありがとうございます!
この戦争に関しては様々な視点で語れると思います。
戦勝国の視点で見れば領土不拡大を選んだ民主主義の連合国に対して
新たに領土拡大を志向した全体主義の枢軸国との戦いだったでしょうし、
この直接の原因が
世界恐慌と既に巨大な植民地を有した連合国のブロック経済にあったわけですから
日本の大義とは別に世界史的な広い目で見ると
日本の起こした戦争も結局は
欧米列強が16世紀から19世紀にかけてやってきた植民地主義を
遅れてやっただけとも取れます。
いずれにしても日教組が戦後教育で行ってきた
日本だけが悪者という「自虐史観」は
日本人のためにも平和のためにも役立たないと感じています。
日本人の民族的な誇りを取り戻すためにも歴史観の見直しは重要ですが、
自虐史観で平和を維持していくことは不可能と思います。
現に日本は戦後平和国家を標榜してきましたが、
北方領土と竹島は未だに日本に帰らないし、
中国に至っては尖閣沖縄を奪い取ろうとしています。
たかとら21さんがおっしゃるように自省も重要です。
もちろん中韓に限った事ではなく・・・
ただ、中韓は歴史問題を心の問題ではなく
対日戦略(歴史戦)として行っているということも念頭に入れないと
竹島・尖閣や靖国問題など様々な問題で日本の価値観とのズレが生じるので
そこは気を付けていきたいところです。
現に中韓よりも古くから植民地だった台湾や
中韓以外の東南アジアとは問題が無いわけですから。