玉音放送原盤公開。

Japanese civilians listening to the surrender broadcast

もう8月がやってきました。
8月と言えばテレビを付ければ戦争特集・・・
昨日は「永遠のゼロ」やったし
「火垂るの墓」もあるかもしれません(;^ω^)
何より戦後70年目の終戦の日を迎える今年は
戦後70年談話が安倍総理から出されることになっており、
内外から注目されています。

以前から話題になっていましたが、
本日、宮内庁から玉音放送」の原盤の音声を
デジタル化したものが公開されました。

(出典:宮内庁)

今まで耳にしていたのはGHQの命令で複製されたものだったのです…
先帝陛下のお声がよりクリアに聞けてびっくりしました。
原盤は複製よりも高い声で複製よりも10秒も短くなってます。

この際なので玉音放送の内容を書きます。
日本人であれば絶対に内容は知っておいた方がいい。
聞くと意外と分かりやすいのですが、
文章にすると漢字とカタカナの組み合わせが現代人には読みづらいですねw

・現代語訳

世界の情勢と日本の現状を深く考えた結果、緊急の方法でこの事態を収拾したい。 忠実なあなた方臣民に告ぐ。

私は、「共同宣言を受け入れる旨をアメリカ、イギリス、中国、ソビエトの4カ国に伝えよ」と政府に指示した。
日本臣民が平穏無事に暮らし、全世界が栄え、その喜びを共有することは歴代天皇が遺した教えで、私も常に心に持ち続けてきた。
アメリカとイギリスに宣戦布告した理由も、日本の自立と東アジアの安定を願うからであり、他国の主権や領土を侵すようなことは、もともと私の思うところではない。

だが戦争は4年も続き、陸海将兵の勇敢な戦いぶりも、多くの官僚の努力も、一億臣民の奉公も、それぞれが最善を尽くしたが戦況はよくならず、世界情勢もまた日本に有利ではない。
その上、敵は新たに、残虐な爆弾を使用して多くの罪のない人を殺し、被害の及ぶ範囲を測ることもできない。
このまま戦争を続ければ、日本民族の滅亡を招くだけでなく、人類の文明も破壊してしまうだろう。

そんなことになってしまえば、どうやって私は多くの臣民を守り、歴代天皇の霊に謝罪すればよいのか。
これが、私が政府に共同宣言に応じるように命じた理由だ。

私は、東アジアの解放のために日本に協力した友好国に対して、遺憾の意を表せざるを得ない。
戦地で命を失った者、職場で命を失った者、思いがけず命を落とした者、またその遺族のことを考えると、身も心も引き裂かれる思いだ。
戦争で傷を負い、被害にあって家や仕事を失った者の生活についても、とても心配だ。

これから日本はとてつもない苦難を受けるだろう。
臣民のみんなが思うところも私はよくわかっている。
けれども私は、時の運にも導かれ、耐えられないことにも耐え、我慢できないことにも我慢し、今後の未来のために平和への道を開いていきたい。

私はここに国体を守ることができ、忠実な臣民の真心を信じ、常に臣民とともにある。
感情の赴くままに問題を起こしたり、仲間同士で排斥したり、時局を混乱させたりして、道を外し、世界からの信用を失うことは、私が最も戒めたいことだ。

国がひとつとなって家族のように団結し、日本の不滅を信じ、責任は重く、道は遠いことを心に留め、総力を将来の建設のために傾け、道義を大切にし、固くその考えを守り、国体の本質を奮い立たせ、世界の流れから遅れないようにしなさい。

あなた方臣民は、これらが私の意志だと思い、実現してほしい。

(出典:ハフポスト日本版)

当時、玉音放送を聞いて
男は神州不滅を信じて戦ったのに戦争に負けたと知って悔し泣き、
女子は上陸した米兵に蹂躙されると恐怖した。
一方で戦争が終わったこと自体にほっと安堵したものもいただろう。
この玉音放送は日本占領地各地で流れたので、
日本国民のみならず大東亜共栄圏に含まれた国家に向けても話されている。

私は陛下のおっしゃったことが真意だと思うが、
ここでは戦争の是非は論じない。
ただ、悲惨な戦争を終わらせたのは
間違いなく天皇陛下ご自身のご聖断によるもので、
陛下でなければ終わらせることはできなかったと思う。

陛下は国民の心を労うと同時に騒動を起こすような事も戒めた。
「国民を信頼し私は国民の心と共にある」とのお言葉が
敗戦後の日本人の大きな心の支えとなっただろう。
これは日本が長年守り抜いた誇り高い皇室の本来の姿であり、
東日本大震災時の今上陛下のビデオメッセージ(平成版玉音放送とも)
にも見られた皇室の悠久の歴史に裏付けられた権威の発露で、
先帝陛下のお言葉もいささかも変わるものではない。

堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ
一番有名になったフレーズだが、
この言葉の答えを出すのが戦後と言う時代の残された課題だと思う。
日本人はこの玉音放送の後、
GHQの統治下に入り、軍隊解体、財閥解体、臣籍降下、重工業の禁止
そして日本国憲法の押しつけまでされ、日本人の誇りは傷付けられた

日本国憲法は日本が悪の帝国であるという戦勝国視点の憲法であり、
それは前文でも明らかであり、
9条では日本が再び立ち上がらせないよう戦争と軍備の放棄を盛り込ませた。
政治家や官僚にとって耐え難い屈辱であったが、
天皇の言葉を守り耐え難いものに耐え、忍び難きことを忍んできたのである。

国家の再建高度経済成長で成し遂げたが、
戦後のGHQ教育、日教組教育でも自虐史観が植えつけられ、
憲法に関しては改憲手続きが非常に困難な物であり、棚に上げ続けられたために
精神的な回復はまだなされていない。

外交政治に関してはずっとアメリカの従属化に置かれていた。
そればかりか日本近隣諸国は
日本の9条を悪用し、
反撃できない事をいいことに様々な侵略や略奪を働いている。
戦後70年経ったが、まだ耐え忍ばなければならないのか?
日本の四面の海はまた波高くなりつつある

日本が自立した国家になるのは
戦後想像を絶する屈辱を耐え続けた先人たちの総意であり、
憲法改正は待ったなしだろう。
冷戦が終結し、国家対立からテロの時代へ移行。
安全保障に関してはグローバルになりつつある。
この終戦当時とは様変わりした国際情勢で現状のままで許される訳がない。
アメリカが弱体化し、日本と利害が一致している今が改憲のチャンスである。

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