ブログ更新再開。

おはようございます。
お久しぶりです。
安倍元総理の国葬以来、ブログ更新を停止していましたが、
安倍晋三回顧録を読んで安倍時代を振り返り、
自分なりに消化することが出来たので、
少しずつブログ更新も再開していこうと思います。

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安倍晋三回顧録の感想

まず回顧録の感想ですが、ブログをお休みしている間に
私自身が当ブログで語ってきたことと大きくは乖離してなかったという
答え合わせのような読み方もあったのですが、
トランプ大統領やプーチン大統領など、
世界の指導者の裏の顔がふんだんに描かれており、
安倍総理から見た人物評が非常に面白く、
こうした人とうまく付き合って、世界の平和に貢献してきたことは
まさに外交の安倍だったんだなと感じます。

興味深かったのは森友学園事件など各所で現れる
財務省に対する不信感です。
安倍内閣は官邸機能を強化して官邸主導を行ってきましたが、
経済政策の本丸であったアベノミクスを推し進める上で
官僚との確執があったのでしょう。
またこういった省庁の反発に対して
選挙で結果を出す事で乗り越えてきたという事実を知った時、
これまでの選挙がまた違った見え方をしてきます。
安部路線を引き継いだ菅政権までは良かったですが、
安部路線からの脱却を図る現在の岸田政権では
官邸主導の反動という新たな問題も見えてきます。

岸田首相襲撃事件

さて、ブログをお休みしている間に
日本の選挙制度の根幹を揺るがしかねない事柄が起きました。
国会に出席しないという理由でのガーシー議員の除名騒動
個人的には言いたいことがありますが、
何といっても今現在の選挙期間中に起きた
岸田総理襲撃のインパクト以上のものは無いでしょう。

4月15日、岸田首相の選挙応援演説会場となった
和歌山市の雑賀崎漁港で木村隆二容疑者が
聴衆の中から「鉄パイプ爆弾」を岸田首相めがけて投げ込み、
その場にいた漁師やSPに取り押さえられました。
その後、爆弾が爆発し白煙が上がりましたが、
首相はすぐさまSPに守られて避難しそのまま車で現場を立ち去り、
聴衆も一部で軽いケガをした人がいるらしいですが、大きな被害にはなりませんでした。

ようやく安倍総理暗殺から立ち直って、
ブログを再開しようとした矢先に再び選挙期間中の凶行です。
あの惨劇から9カ月しか経っておらず、しかも今度は現職の総理大臣です。
暗殺が未遂に終わったのは幸いですが、
この件について周りの反応が全然ない事に最大の恐怖を感じています。

犯行の動機についてはまだ明かされていませんが、
左派界隈の一部では犯人の肩を持つような意見もあります。
安倍元総理の時と同じく統一教会関連から来るものなのか、
若者の貧困から来るものなのか、様々意見が散見されますが、
こうした憶測で判断してしまうのは非常に危険であるし、
何度も言っているように、
理由が真っ当なもので同情に当たるものだとしても
手段として暴力を使う事は絶対あってはならない事なのです。

山上容疑者の模倣犯である事はほぼ間違いないでしょう。
安倍元総理暗殺に関するマスコミの報道姿勢にも
多くの問題があったと言わざるを得ません。
テロに対しては重罰を与えなければこの国は無法地帯になってしまいます。
暗殺を企てて、兵器まで作れる才能があるのなら、
被選挙権を行使して政治家になれば良いのです。
なぜこのような手段で国を動かせると思ったのか…

テロを容認する事は国家の信用を自ら貶める行為でありますし、
民主主義の根幹を揺るがす行為であり、
こうした事が続いた先に国家権力が強化され、
全体主義・権威主義の方向に進んでいった歴史を忘れてはいけません。
ネットとはいえ言論をする立場として
立場を明確にしないのは容認していると同義です。

芸能人のタモリがテレビ番組で言った「新しい戦前」という言葉は
一種の警鐘であり、問題提起だったと思いますが、
これを平然と受け入れていては本当にそうなってしまうのです。

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