広島宣言。

Secretary Kerry Stands With His G7 Counterparts After They Laid Wreaths at Hiroshima Peace Memorial Park (26270770012)

G7外相会談が10、11日に広島で行われ
ケリー国務長官が現職のアメリカ閣僚として初めて被爆地を訪れ、
核保有国の米英仏を含むG7の外相と共に
広島平和記念公園に訪れ、献花しました。
そして核軍縮核不拡散を掲げた広島宣言が採択されました。

広島宣言は核弾頭の保有数を明らかにしてない中国
核ミサイル実験を繰り返す北朝鮮を念頭に置いた指摘が含まれているため、
議長国である日本にとって意義のあるものでしたが、
今までアメリカの閣僚が被爆地訪問を避けてきた中で
ここに来てなぜアメリカは同意したのでしょうか?

一説には伊勢志摩サミットの際に
オバマ大統領が広島に訪れる布石だとも言われていますが、
そもそもオバマ大統領は就任間もない2009年に
「核なき世界」に向けた国際社会への働きかけを評価され
ノーベル平和賞を受賞しました。
そう言った経緯を考えれば任期満了が迫るオバマ大統領として
最後に広島に訪れて演説すれば有終の美を飾れると考えられます。
また、これはアメリカを孤立主義へ導き
北朝鮮に対する日韓の核武装を容認し
新たに核拡散を引き起こすかのようなトランプに対する牽制とも取れます。

ただ、アメリカ国内では未だに原爆投下を正当化する傾向にあるので、
弱腰とみられる可能性もあります。
それを逆手に取られ、トランプ勢力に利用されるかもしれません。

日本人としてアメリカ大統領が原爆投下を謝罪するような事があれば
もちろん歓迎すべきことですが、
反原発利権に利用される可能性もあるので
オバマ大統領の広島訪問は日本にとっても神経質な面があります。

日本人の多くが謝罪してもしなくてもどちらでも良いという
スタンスになっている点が
いかにも日本人らしいとも言えますが、
やはり日本が戦後70年間でアメリカの手下と成り果てた証左でしょう。

現状では日本は日米同盟を前提として核武装反対、原発推進であり、
オバマ政権との連携もうまくいっていますが、
トランプ政権が誕生すれば間違いなく日米同盟が後退し、
核武装容認、再軍備、化石燃料重視に変わっていくでしょう。
特にシェール革命のアメリカから石油を買うように迫られるでしょうし、
場合によっては海洋進出を企む中国に
対抗勢力としてあてがわれるかもしれません。

この時にどのように日本は動きべきなのか
アメリカにこれ以上左右されないように独自で判断していかなくてはなりませんが、
例えトランプが選ばれなくとも、いずれ変化が求められるのは間違いないので
アメリカの行動は常に注視する必要があるといえるでしょう。

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