戦争法案成立。

普段なら平安法や新安保法案というところだが
あえて反対派に乗っかって「戦争法案」と書いてみた。

私はSEALDsの中核を成す若者と
ほぼ同年代のゆとり世代の一人だけど新安保法制に賛成です。
本日未明ついに参院で可決され新安保法制が成立し、
不安になっている人もいるかもしれないので
反対派、もしくはよく分からない人向けに
かなり緩めに書こうと思う。(`・ω・´)

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新安保法制で何が変わるか?

  • 後方支援や平和維持活動など海外派遣の恒久化(武器携帯可)
  • 集団的自衛権の容認、相互防衛(日米同盟の強化)

この2点が大きい。
以前は海外派遣は時限立法で成立させ、
集団的自衛権を認めず個別的自衛権しか認めなかった。

これはニュース等でも言われているので比較的理解されてると思う。
一方、この新安保問題でないがしろにされているのは
「そもそもなぜ今安保法制の変更が必要なのか?」という議論。

まず日本が戦争を起こす気にならなければ戦争は来ない
信じて疑わない奴が多すぎる┐(´д`)┌
戦争は一国では起きない。最低2ヵ国の間で行われるものである。
つまりどんな性格の戦争でも原因は両方にある。
通常戦争にはそれぞれに目的があって、諸問題の対立があって、
話し合い(外交)で解決できなかった場合に起こるものである。
これは基本中の基本だが、これすらわかってない人がおそらく大半だ。
日教組教育の中で戦争=悪という思い込みが植えつけられているせいだ。

まともな日本人であれば
民主党政権下で起こった尖閣漁船衝突事件で目が醒めたはず。
「戦争の危機」やそれを防ごうとする「新安保」は
日本の中からではなく外からやってきたのは明白だ。
そしてそれを誘発させた原因は日本の安保法制にある。
尖閣事件の直前、普天間問題で日米関係は過去最悪の状態になっていた。

世界情勢は我々が望むとも望まずとも
日々変化している。

安倍総理は外交的配慮から明言を避け
もっぱら北朝鮮を仮想敵として上げてきたが
参院では対中戦略であることを明確にした。
これは議論の方向性をはっきりさせたと思うが、反対派は別の反応をした。
「やっぱり戦争法案だった」「安部総理の化けの皮が剥がれた」など・・・
これは戦争法という言葉やマスコミに流されすぎな感情的意見だと思う。
反対派は中国の存在を無視してる。
日本の漁業関係者や島民は現実問題として新安保の必要性を感じている。

民主党や社民、共産は新安保法制に反対だが批判ばかりで対案を出す気がない。
対案を出すことが新安保法成立の流れに加担する事になると逃げている。
そしてSEALDsなどの学生運動と協力している。
これは卑怯というか大人の責任力がないと思う。
学生と一緒に集会出るんじゃなくて
国会でしっかり国防の議論を戦わすのが政党の仕事だろ!ヽ(`Д´)ノ
つまりこの3党は中国の脅威を前にしても
現状維持でいいと思っているわけである。

「戦争法」と呼ぶ反対派の意見としては
「憲法学者が憲法違反と判断した
集団的自衛権を認める新安保法制はもってのほか!」
→「9条を守れ!」
「アメリカと一緒に海外で戦争する事になる」
→「自衛隊が殉職する」「テロに巻き込まれる」
「安倍内閣は憲法無視の独裁政権。今すぐやめろ!」
などがある。これに一つずつ反論する。

>「違憲だ!」

集団的自衛権について
政府が自衛隊を合憲としている以上、合憲の判断も可能
逆に違憲だというのなら、自衛隊の存在自体も否定しなければならない。
つまり見方によってどっちの判断もできる。
理由は憲法にしっかり書いてないから
このこと一点をとっても現憲法に大きな欠陥があることが分かる。
詳しくは戦後の憲法の成り立ちやその後の運用を勉強すればわかる。
憲法の専門家が違憲と判断するのは大いに理解はできる。
しかし専門家がそんなに偉いのか?安全保障の専門家は合法と言うだろう。
これを解決できるのは裁判所でしかない。

>「9条守れ!」

上と同じく厳密に守るなら自衛隊を否定しなければならない。
9条は戦後、アメリカによって作られた懲罰条文であり
そもそも9条が日本を守ったことは歴史上一度もない
9条が日本を守ったというのなら
なぜ尖閣事件が起き、北朝鮮は恫喝を繰り返し、
日本人がISILに殺されねばならなかったのか?

>「アメリカと一緒に海外で戦争する事になる」

これは集団的自衛権の理解が間違っていることから起きる意見。
集団的自衛権は自国防衛(守る戦争)のために
他国の力も借りるという意味でしかなく
侵略(攻める戦争)を認めてはいない。
ちなみに「太平洋戦争」は個別的自衛権の発動である。
この事でもわかるように集団的自衛権と戦争とは一切関係がない。
それどころか戦争の抑止となり実際に有事が発生した場合も優勢に立てる。
日英同盟時代を見ればわかるが国際的な立場もより強くなる。
地理的要因を撤廃した背景はエネルギー外交とも密接な関わりがある。

>「自衛隊の殉職」

はっきり言ってこれほどお粗末な意見はない。
殉職のリスクは確実に増えるが、
自己を犠牲にして任務遂行を第一とするのが自衛隊の仕事である。
警察官や消防士も同じだ。
犯罪者が怖くて警察が務まるか?火が怖くて消防士が務まるか?
「徴兵制」の怯えから発する過剰反応も根本がおかしい。
戦争が怖いという腰抜けはそもそも自衛隊に必要とされない。
あるのは自分の愛する家族や故郷を守りたいという意志である。
この意識の欠如が今に至る在日米軍に頼る安保体制を許してきた。
集団的自衛権に反対する人は
道理を貫けば在日米軍に関して一切文句は言えないはずである。

>「テロに巻き込まれる」

これは安保法制とまったく関係ない。
すでに多くの地域で日本人はテロの被害に遭っている。
逆に言えばそれが起こっているからこその海外派遣である。
日本人が海外で活動する以上、
海外の日本人も自衛隊は守らなければならない。
いやなら海外旅行や留学など海外渡航を禁止、
企業の海外進出をやめて鎖国するしかない。
もちろん、海外からの入国も制限することになる。
日本が世界最貧国になるのは間違いない。
こんな非現実なことはできないので
テロに対して世界共同で協力していかねばならない。
テロリストに人道は通用しない。
恐怖や不安を与えるのがテロリストの目的であり、
このようにビビる日本人はテロリストの格好の餌食だ。

>「独裁政権」

これは完全に間違い現実を受け入れたくないだけの意味のない意見
民主党に政権交代した時自分も絶望したので理解はできますw
しかし安部総理は選挙前に
しっかり公約して新安保について説明をしていたし、
選挙に勝って政権を運営しているので全く独裁ではない。
そもそも選挙にも行かない、
選挙時は問題にしなかったのに
マスコミに取り上げられてようやく声を上げる段階で
多少なりともマスコミに先導されていることを理解するべきである。
意見を持つことは良いが、流行だとかお祭り気分でいるのなら要注意。
こういう野次馬やにわか運動家が
マスコミや権力者にとって一番使いやすいのだから・・・
もちろん信念を持っている人を否定するわけではないです。

以上、自分は日本の安全保障上、この新安保法制に全面的に賛成です。
もちろん細かい部分で
歯止めをかけるのは重要なことなので微調整を否定しませんし、
反論や意見があればぜひコメント頂きたい。
日本国中で議論がされるだけでも抑止力になる!

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